目次
住宅のリフォームの種類と特徴

住宅のリフォームは、目的を達成するために必要な工事と範囲によって、方法が変わります。
大きく分けると住宅全体のリフォームと部分的なリフォームです。
住宅全体のリフォーム
住宅全体のリフォームにはおもに2つの方法があります。
壁や屋根を撤去するリフォームと撤去しないリフォームです。
さらに、壁を撤去するしないにかかわらず、修繕する割合に応じて、改築と大規模の修繕、大規模の模様替えに分けられます。
改築とは
建築物の全部若しくは一部を除却し、またはこれらの部分が災害等によって滅失した後に、これと用途、規模、構造の著しく異ならない建築物を建てること大規模の修繕とは
大規模の修繕建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕大規模の模様替えとは
建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の模様替え※ 主要構造部とは、壁、柱、床、はり、屋根または階段です。
(建築物の構造上重要でない間仕切壁、間柱、付け柱、揚げ床、最下階の床、回り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段その他これらに類する建築物の部分を除きます。)※修繕とは性能や品質が劣化した部分を既存のものとおおむね同じ材料や仕様により造り替える工事です。
〈引用〉国土交通省 建築物の改修における建築基準法のポイント説明会
スケルトンリフォームは、壁や床などを50%以上撤去するため、大規模の修繕にあたります。
スケルトンリフォーム
スケルトンリフォームは基礎と骨組み以外はすべて撤去するため、多くのメリットが得られますが、注意しなくてはならないことも少なくありません。
- 家の形は変えられないという制限はあるが、窓や階段の位置も変更できるため、大規模な間取り変更ができる
- 断熱改修、耐震改修、配管の一新ができる
- 建築確認手続きの対象になるため、手続きが必要
- 仮住まいをする期間が長い
壁や屋根を撤去しないリフォーム
壁や屋根を撤去しない住宅全体のリフォームは、リノベーションとも呼ばれます。
リフォームは経年劣化した部分の修繕や交換を指し、リノベーションは間取り変更や断熱改修、内装や外装の一新など、住まいの性能を向上させ、価値を上げることを目的にするからです。
リノベーションでは、住宅全体のバランスを考えた上で、必要な箇所の部分的なリフォームを組み合わせていきます。
部分的なリフォームとは、断熱や耐震、間取り変更、内装や外装の一新などを目的別に行うリフォームです。
国土交通省がアンケート調査をした令和7年度のリフォームの内容別割合で、リフォームの内容をみると「住宅内の設備の改善・変更」が37.8%、「内装の模様替えなど」が27.3%、「冷暖房設備等の変更」が25.9%でした。
住宅内の設備の改善・変更の具体的内容は「台所・便所・浴室等の設備を改善した」が76.7%、「窓・扉などの建具を取り替えた」が21.9%、住宅の構造に関する改善・変更の具体的内容は「断熱工事、結露防止工事等を行った」が最も多く57.9%、「基礎・構造の補強を行った」が26.3%でした。
このアンケートでは複数回答できることになっていたため、いくつかのリフォームを組み合わせているケースもあると考えられます。
また、リフォームの種類別割合では、「模様替えなど」が最も多く 83.2%、「改築」は6.7%でした。
さらに工事期間の割合は「1 週間以内」が58.9%、「1か月以内」が15.4%であることから、スケルトンリフォームをした住宅は多くはありません。
複数の部分的リフォームを組み合わせることで、スケルトンリフォームより費用を抑えつつ、住宅全体のリノベーションができることが多いからだと考えられます。
〈参考〉国土交通省 令和7年度 住宅市場動向調査報告書 国土交通省 住宅局
間取り変更の制限はスケルトンリフォームより増えますが、費用はスケルトンリフォームより抑えられるケースが多いです。
工事費用以外に、工事の進め方によっては、住みながらリフォームという方法が取れることも部分的リフォームの組み合わせの良い点です。
住みながらリフォームができれば、仮住まいをする必要がなく、引っ越しの手間と費用が抑えられます。
加えて、部分的リフォームの組み合わせにもよりますが、建築確認手続きをしなくても工事を進められるケースもあります。
詳しくはこちらからご覧ください。
〈参考〉木造戸建の大規模なリフォームに関する建築確認手続について 【令和7年2月21日時点】
スケルトンリフォームとリノベーションについてこちらから詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉リノベーション・増改築・減築
スケルトンリフォームについて詳しく知りたいと思われたらお気軽にお問い合わせください。
スケルトンリフォームが必要なケース

壁や床を撤去しなくても、リノベーションをすることで築年数が長くなった住宅を新築のように生まれ変わらせることができるケースは多いです。
一方、壁の内部や床下の経年劣化やシロアリ被害が進行していて、補修修繕より、新たに壁や床を造る方が費用を抑えられることもあります。
また、周辺環境の変化により、日当たりとプライバシーを確保するためには、窓の位置の変更も含め、大規模な間取り変更が必要である場合に、スケルトンリフォームが計画されることもあります。
スケルトンリフォームは自由度が高い分、工期も費用も嵩むことが多いので、壁や屋根は残して住宅全体のリノベーションをするか、スケルトンリフォームにするのかは、現在の住宅の状態、家族のライフスタイル、周辺環境、希望する住宅の断熱や気密、耐震の性能の高さとリフォームにかける予算を考え併せて決めて行くことが大切です。
リフォームを考えているが具体的にどのような方法が目的達成につながるのか…とお考えでしたらお気軽にお問い合わせください。
お住まいの状況に合わせて最適なプランをご提案いたします。
スケルトンリフォームの費用や工事期間の目安

スケルトンリフォームは、住宅の規模や劣化の進行状態、工事に使う建材や機器など、様々な要因によって費用が変わります。
そのため、一概に費用相場を割り出すことは難しいです。
国土交通省が発表している部位別リフォーム費用一覧 資料5-2を参考にすると、躯体以外の部分を全面リフォーム 500万~2500万円となっています。
〈参考〉国土交通省 部位別リフォーム費用一覧 資料5-2
この金額には、マンションのスケルトンリフォームも含まれていますが、屋根や外壁の取り壊しがない分、一般的にはマンションの方が費用は抑えられるケースが多いです。
また、前述の令和7年度 住宅市場動向調査報告書をみると、リフォーム資金は平均170万円でした。
この金額は改築から部分的なリフォームまでの平均であることに加え、部分的なリフォームが全体の8割以上を占めていることを考えると、「躯体以外の部分を全面リフォーム」の費用とはかなりの差があります。
戸建てもマンションも実際に現地調査をしてみないと、費用は割り出せませんので、おおよその費用だけでも知りたいという場合にはお気軽にお問い合わせください。
佐倉市でのリフォームの施工事例

〈関連ページ〉老後を見すえて20年暮らした家のリノベーション
佐倉市でのスケルトンリフォームとトータルリフォームの事例をご紹介します。
重量鉄骨住宅をフルリノベーション

ご実家の重量鉄骨住宅を受け継ぎ、フルリノベーション(スケルトンリフォーム)をされた事例です。
工事期間4ヶ月、規模の大きいリノベーションをお任せいただきました。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉実家フルリノベーション|重量鉄骨住宅の間取りを一新
外観&内装トータルリフォーム

こちらの事例はスケルトンリフォームではなく、壁を壊さずに住宅全体のリノベーションをされた事例です。
外観と内装の一新、水回りの設備機器交換、玄関ドアと窓の断熱化で、「暖かく快適になった」「お家の印象が明るくなった」とお喜びいただけました。
| お客様の声
事前の相談から施工当日まで、スタッフや職人さんの対応が終始とても丁寧かつ迅速で、安心してお任せできました。 お風呂は暖かく快適な空間になり、玄関ドアの交換によって住まい全体の印象もパッと明るくなりました。 新しくなったトイレも含め、日々のお手入れがしやすくなったうえ、細部まで綺麗に仕上げていただき大変感謝しております。 |
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉リノベーション|外観&内装トータルリフォーム
この他にもたくさんの施工事例がございますのでぜひご覧ください。

スケルトンリフォームに関するよくある質問

Q 自宅が面している道路が狭く、隣家との距離も近いのですが、スケルトンリフォームはできますか?
A 道路や隣地との幅によってはスケルトンリフォームは難しいケースがあります。
道路が狭く駐車できない状況であれば、手作業で資材の運搬をし、お隣との間に足場が建てられる幅があれば、作業はできます。
ただ、道路や隣地との幅以外に、給排水、電気、ガスなどの付帯設備の経路によっては、工事が難しいケースもありますので、事前に綿密な調査をする必要があります。
また、住宅が建て込んでいる地域では、ご近所様のご理解を頂いた上で計画を進めることが大切です。
Q スケルトンリフォームの工事を始めてから追加費用が発生することがありますか?
A 事前調査が不十分であった場合には、追加費用が発生することがあります。
スケルトンリフォームでは事前調査は必ずしますが、実際に解体してみると、残す予定である躯体の劣化がひどいことがあるからです。
そのような事態を防ぐ為には、事前調査を徹底的に行う必要があります。
また解体を始めてから「発生するかもしれない予想外の状況に対する追加費用の可能性」についての説明を施工業者から受けることが大切です。
佐倉市でスケルトンリフォームを含むリノベーションをご検討中の皆様へ

スケルトンリフォーム(スケルトンリノベーション)と、壁を壊さない住宅全体のリノベーションは、どちらもどのような内容のリフォームをするのかによって、結果も費用も大きく変わります。
そして、お住まいをリフォームする目的と、お住まいの住宅の建築方法や劣化状況に合わせた最適な工事の方法を選ぶことが大切です。
夏涼しく冬暖かい家、大地震がきても安心な家、十分な収納があり常にすっきりした室内を自然に維持できる家、家事動線、帰宅動線など家の中での移動がスムーズにできる家など、快適な家にするための条件を調えたいと思われたら、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者村上 仁/株式会社ハウジングボックス 代表取締役

千葉県佐倉市専門のリフォーム会社として、私たちは「リフォームを売る会社」ではなく「その先の安心を届け続ける会社」でありたいと考えています。
二級建築士・外装劣化診断士・雨漏り診断士などの有資格スタッフと、地元一番を目指す職人が連携し、工事後の暮らしまで責任を持つ“ずっと安心”のリフォームをお届けします。
当コラムは、こうした現場経験と専門知識をもとに監修・発信しています。

