エコキュートとエコジョーズの違い|後悔しない選び方を住宅のプロが解説

給湯器を操作する女性

エコキュートとエコジョーズは、どちらも省エネ性能に優れた給湯器ですが、「何が違うの?」「結局、自分の家にはどちらが合っているの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

給湯器は選ぶ際は、初期費用だけでなく光熱費や使い勝手、ライフスタイルに合っているかどうかを慎重に検討する必要があります。

しかし、それぞれ仕組みや特徴が異なるため、違いが分かりにくいと感じる方も少なくありません。

今回は、エコキュートとエコジョーズの違いを、仕組みや費用、光熱費、メリット・デメリットなどの観点からわかりやすく比較します。

快適な住まいをつくるためのヒントになれば幸いです。

給湯器でお困りの方、交換を検討している方は、ハウジングボックスへお気軽にご相談ください。

このコラムで分かること

  • エコキュートとエコジョーズの仕組み・初期費用・光熱費・メリット・デメリット
  • ライフスタイルや住宅環境に合わせた給湯器の選び方
  • 冬の快適性を高めるための給湯器選びと断熱リフォームのポイント

この記事の監修者村上 仁株式会社ハウジングボックス 代表取締役

村上 仁

千葉県佐倉市専門のリフォーム会社として、私たちは「リフォームを売る会社」ではなく「その先の安心を届け続ける会社」でありたいと考えています。
二級建築士・外装劣化診断士・雨漏り診断士などの有資格スタッフと、地元一番を目指す職人が連携し、工事後の暮らしまで責任を持つ“ずっと安心”のリフォームをお届けします。
当コラムは、こうした現場経験と専門知識をもとに監修・発信しています。

エコキュートとエコジョーズの違い

戸建ての給湯器

エコキュートとエコジョーズは、どちらも従来の給湯器より省エネ性能に優れていますが、使用するエネルギーやお湯をつくる仕組みが大きく異なります。

そのため、初期費用やランニングコスト、設置条件などにも違いがあります。

まずは、それぞれの特徴を一覧で見てみましょう。

比較項目 エコキュート エコジョーズ
熱源 電気 ガス
給湯方式 ヒートポンプでお湯を沸かし貯湯する ガスで必要な分だけお湯を沸かす
初期費用 高め 比較的安い
ランニングコスト 夜間電力を利用することで抑えやすい ガス料金プランによって異なる
設置スペース 貯湯タンクの設置が必要 比較的コンパクト
湯切れ タンクのお湯を使い切ると追加沸き上げが必要 基本的に湯切れの心配はない
停電時 使用できない場合が多い ガスと電気が供給されていれば使用可能
向いている家庭 オール電化住宅、光熱費を抑えたい家庭 ガス住宅、初期費用を抑えたい家庭

一見すると、エコキュートはランニングコストの安さ、エコジョーズは導入しやすさが魅力です。

しかし、「どちらが優れている」というわけではなく、住まいの設備や家族構成、ライフスタイルによって適した給湯器が異なります。

たとえば、オール電化住宅ではエコキュートとの相性が良く、夜間電力を活用することで光熱費を抑えやすい傾向があります。

一方、現在ガスを利用している住宅であれば、大がかりな設備変更が不要なエコジョーズが選ばれるケースも少なくありません。

環境省の「家庭部門のCO₂排出実態統計調査(令和5年度)」によると、戸建住宅では約3割の家庭が電気ヒートポンプ式給湯器(エコキュートなど)を使用しています。

一方、ガス給湯器(エコジョーズを含む)は約5割となっており、現在も多くの住宅で利用されています。

次の章では、それぞれの仕組みや特徴について詳しく見ていきましょう。

参考サイト:家庭部門のCO2排出実態統計調査(家庭CO2統計)|環境省

エコキュートとは

エコキュート

エコキュートとは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ技術」を採用した電気給湯器です。

少ない電力で効率よくお湯をつくれることから、省エネ性能の高い給湯設備として多くの家庭で導入されています。

ガスで直接お湯を沸かすのではなく、大気中の熱を取り込み、その熱を利用してお湯を沸かすため、消費電力を抑えられる点が特徴です。

また、夜間の電気料金が安いプランを活用してお湯を沸かし、タンクに貯めて日中に使用する仕組みが一般的です。

エコキュートのメリット

  • ランニングコストを抑えやすい…夜間の割安な電気料金を活用してお湯を沸かすため、光熱費を抑えやすい傾向があります。
  • 環境に配慮した給湯器…空気中の熱を利用することでエネルギー効率が高く、CO₂排出量の削減にもつながります。
  • オール電化住宅との相性が良い…ガスを使用しないため、オール電化住宅では設備を統一でき、防災面や家計管理の面でもメリットがあります。
  • 補助金の対象となる場合がある…エコキュートは、国の「給湯省エネ事業」など、高効率給湯器の導入を支援する補助制度の対象になることがあります。

エコキュートのデメリット

  • 初期費用が比較的高い…本体に加えて貯湯タンクの設置が必要なため、エコジョーズと比べると導入費用は高くなる傾向があります。
  • 設置スペースが必要…貯湯タンクを設置するため、敷地にある程度のスペースを確保しなければなりません。
  • 一度に大量のお湯を使うと湯切れすることがある…あらかじめ沸かしたお湯を使用するため、家族が続けて入浴するなど短時間に大量のお湯を使うと、タンク内のお湯が不足する場合があります(ただし、近年の機種は自動で追加沸き上げを行う機能を備えたものも多く、日常生活で大きな支障が出るケースは少なくなっています)。

エコジョーズとは

エコジョーズ

エコジョーズとは、従来のガス給湯器では捨てていた排熱を再利用し、効率よくお湯を沸かす高効率ガス給湯器です。

一般的なガス給湯器は、ガスを燃焼させてお湯をつくる際に発生する熱の一部を排気として外へ逃がしています。

一方、エコジョーズはこの排熱を再利用することで、少ないガス使用量で効率よくお湯を沸かせる仕組みです。

現在ガスを利用している住宅では、配管や設備を大きく変更することなく交換できるケースも多く、リフォーム時の給湯器交換でも広く採用されています。

エコジョーズのメリット

  • 初期費用を抑えやすい…エコキュートと比べると、本体価格や設置工事費を抑えられる傾向があります。
  • 必要なときに必要な分だけお湯を使える…貯湯タンクがないため、連続してお湯を使っても湯切れの心配がありません。
  • 設置スペースが比較的小さい…貯湯タンクを設置する必要がないため、敷地に余裕がない住宅でも導入しやすい点が特徴です。
  • ガス給湯器から交換しやすい…現在ガス給湯器を使用している住宅では、既存設備を活かせるケースが多く、比較的スムーズに交換できます。

エコジョーズのデメリット

  • ランニングコストはガス料金の影響を受ける…従来のガス給湯器より省エネ性能は高いものの、光熱費は契約しているガス会社や料金プラン、使用量によって変わります。
  • オール電化住宅には向いていない…ガスを使用する設備のため、オール電化住宅へ導入する場合はガス設備の新設が必要になることがあります。
  • ドレン排水の処理が必要な場合がある…排熱を再利用する際に発生するドレン水(凝縮水)を排水する必要があります。

給湯器でお困りの方、給湯器の交換を検討している方は、ハウジングボックスへお気軽にご相談ください。

<関連コラム>【2026年最新】佐倉市で失敗しないリフォーム業者の選び方|補助金情報や施工事例も紹介

エコキュートとエコジョーズの選び方

給湯器を設置する様子

エコキュートとエコジョーズは、どちらも省エネ性能に優れた給湯器ですが、住宅設備の状況やライフスタイルによってどちらが適切かが変わってきます。

ここでは、それぞれがおすすめなケースをご紹介します。

エコキュートがおすすめな方

  • オール電化住宅にお住まいの方
  • 毎月の光熱費をできるだけ抑えたい方
  • 環境に配慮した設備を選びたい方
  • 給湯省エネ事業などの補助金を活用したい方

エコキュートは初期費用が高めですが、長く使用することでランニングコストを抑えやすいというメリットがあります。

家族の人数が多く、お湯の使用量が多いご家庭にも向いています。

エコジョーズがおすすめな方

次のような方にはエコジョーズがおすすめです。

  • 現在ガス給湯器を使用している方
  • 初期費用をできるだけ抑えたい方
  • 設置スペースに余裕がない方
  • 一度にたくさんのお湯を使う機会が多い方

既存のガス設備を活かせるケースが多いため、交換工事の負担を抑えやすい点がメリットです。

寒さ対策には浴室リフォームも効果的

広くておしゃれな浴室

エコキュートやエコジョーズへの交換を検討される方の中には、「冬でも快適にお風呂に入りたい」「寒い浴室を改善したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、浴室の寒さは給湯器だけが原因とは限りません。

たとえば、お湯がすぐに冷めてしまう、浴室がなかなか暖まらないといったお悩みは、窓や床、壁の断熱性能が影響しているケースもあります。

築年数が経過した住宅では、断熱材が十分に施工されていなかったり、単板ガラスの窓から冷気が入り込んだりすることで、冬場の浴室が冷えやすくなります。

その場合は、給湯器の交換とあわせ、断熱性の高い窓への交換や床材の見直し、浴室全体の断熱改修など「浴室のリフォーム」を検討するのがおすすめです。

浴室のリフォームは、暖かさを保ちやすくなり快適性が向上するだけでなく、ヒートショック対策にもつながります。

ここでは、冬場の寒さにお悩みだったお客様の施工事例をご紹介します。

<関連コラム>おすすめの浴槽メーカー3選!特徴や選び方を施工事例とともに紹介

【施工事例1】窓と床の断熱性を高めて冬の寒さを改善した浴室リフォーム

ハウジングボックスの施工事例
Before After

「まるで露天風呂のように寒い」とお悩みだった佐倉市のI様邸では、浴室リフォームを実施。

断熱性の高い窓への交換や、冷たさを感じにくい床材を採用することで、冬でも快適に入浴できる空間へと生まれ変わりました。

リフォーム後は、「寒くなってからお風呂に入るのが楽しみになりました」とのお声をいただいています。

給湯器の交換だけでなく、浴室の断熱性能を高めることで、冬場の快適性をより向上できることが分かる施工事例です。

〈関連ページ〉浴室リフォーム|冬場の寒さと広さへの不安を解消した快適バスルーム

【施工事例2】浴室の断熱性を高め、寒さと光熱費の悩みを改善

ハウジングボックスの施工事例
Before After

佐倉市染井野のK様邸では、タイル張りの浴室の寒さに加え、お湯が冷めやすく追い焚きの回数が多いため、ガス代がかさんでいることがお悩みでした。

リフォームでは、システムバスへの交換に加え、大きな窓を断熱性の高い窓へ改修。

浴室全体の断熱性能を高めることで、冬でも暖かく快適に過ごせる空間へと生まれ変わりました。

給湯器の性能だけでなく、浴室の断熱性能を見直すことで、快適性と省エネ性の向上が期待できる施工事例です。

〈関連ページ〉浴室リフォーム事例|冷えやすいタイル浴室を暖かく快適に改善

ハウジングボックスのリフォーム 

エコキュートやエコジョーズなどの給湯器は、設置して終わりではありません。

長く安心して使い続けるためには、定期的な点検やメンテナンス、住まい全体を見据えたサポートが大切です。

ハウジングボックスは、佐倉市に根差したリフォーム会社として、工事後の暮らしまで見据えた住まいづくりを大切にしています。

水まわりリフォームでは、毎年の定期点検やクリーニング、配管洗浄などを行う独自のアフターサービス「ずっと安心PLUS」をご用意し、お客様が長く快適に暮らせるようサポートしています。

また、施工を担当するのは、地元で豊富な経験を積んだ専属の職人集団「まごころ職人会」です。

一つひとつの工事に真摯に向き合い、技術だけでなく、あいさつやマナーも大切にしながら施工を行っています。

創業26年、佐倉市で17,000件以上のリフォーム実績を活かし、これからも地域の皆さまに寄り添った住まいづくりをお手伝いしてまいります。

下の動画では、「まごころ職人会」を代表する浅野名人と畠山棟梁が、リフォームに対する想いや仕事へのこだわりについてお話ししています。

ぜひご覧ください。

給湯器の交換・浴室リフォームのご相談はハウジングボックスへ

エコキュートとエコジョーズは、どちらも省エネ性能に優れた給湯器ですが、それぞれ特徴や向いている住まい・ライフスタイルが異なります。

オール電化住宅やランニングコストを重視する方にはエコキュート、ガスを利用している住宅や初期費用を抑えたい方にはエコジョーズが適しているケースが多いでしょう。

また、冬場の寒さや光熱費にお悩みの場合は、給湯器の交換だけでなく、浴室や窓の断熱性能を見直すことで、より快適で省エネな住まいにつながることもあります。

ハウジングボックスでは、給湯器の交換はもちろん、浴室や窓などの断熱リフォームを含め、お客様の住まいやご要望に合わせた最適なプランをご提案しています。

佐倉市で給湯器の交換やリフォームをご検討中の方は、お気軽にハウジングボックスまでご相談ください。

この記事の監修者村上 仁株式会社ハウジングボックス 代表取締役

村上 仁

千葉県佐倉市専門のリフォーム会社として、私たちは「リフォームを売る会社」ではなく「その先の安心を届け続ける会社」でありたいと考えています。
二級建築士・外装劣化診断士・雨漏り診断士などの有資格スタッフと、地元一番を目指す職人が連携し、工事後の暮らしまで責任を持つ“ずっと安心”のリフォームをお届けします。
当コラムは、こうした現場経験と専門知識をもとに監修・発信しています。