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和室を洋室にするリフォーム費用の目安|工事範囲で変わる

和室を洋室にするリフォームは、工事範囲によって費用に大きな幅がある工事です。
国土交通省の検討会で2011年に示された資料では、和室から洋室への改装の目安を50万円〜200万円としています。
段差をなくしたバリアフリー仕様にする場合は、70万円〜300万円が目安です。
〈出典〉国土交通省「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」第2回会議配付資料 資料5「リフォームの内容と価格について」(2011年5月30日) (国土交通省トップページ>政策・仕事>住宅・建築>住宅>中古住宅・リフォームトータルプラン検討会第2回会議配付資料>資料5)
ただし、資料は2011年にまとめられたもので、現在とは工事費の水準が変わっています。
国土交通省の建設工事費デフレーター※では、住宅の工事費の動きを示す「住宅総合」の指数が、2011年度の88.6から2025年度(暫定値)の122.6へと、約1.38倍に上がっています。
※国土交通省が公表している、建設工事にかかる費用の物価の動きを示す指数
資料の目安に約1.38をかけて今の水準に換算すると、和室から洋室への改装は約69万円〜277万円、バリアフリー仕様は約97万円〜415万円です。
幅が大きくなる理由は、床だけを替えるのか、壁・天井・収納・建具までまとめて替えるのかで、工事の量が変わってくるためです。
工事範囲ごとの費用目安を以下に示します。
| 工事の範囲 | 主な工事 | 国土交通省資料の費用目安(2011年) | 今の水準に換算した費用目安 |
|---|---|---|---|
| 床だけを替える | 畳をフローリングに替える | 15万円〜60万円 | 約21万円〜83万円 |
| 部屋全体を洋室にする | 床・壁・天井・収納・建具をまとめて替える | 50万円〜200万円 | 約69万円〜277万円 |
| 段差のない洋室にする | 部屋全体の工事に加えて、段差をなくす | 70万円〜300万円 | 約97万円〜415万円 |
| 寒さ対策まで行う | 部屋全体の工事に加えて、床暖房や内窓を設ける | 106万円〜362万円(床暖房と内窓を加えた試算) | 約146万円〜502万円(床暖房と内窓を加えた試算) |
換算の前提:資料の目安に、建設工事費デフレーター「住宅総合」の2025年度(暫定値)122.6を2011年度の88.6で割った約1.38をかけ、1万円未満を四捨五入しました。デフレーターは住宅の建設工事費全体の動きを示す指数で、リフォームの工事費だけを対象にした指数ではない点にご注意ください。
〈出典〉国土交通省「建設工事費デフレーター(2020年度基準)」年度次(2026年6月30日付け)
工事費は、すべての工事で同じ割合に上がっているわけではありません。
リフォームを依頼する会社や使う資材、お住まいの状態によっても費用は変わるため、目安の1つとして参考にしてください。
お客さまの間取り、築年数、導入する設備や建築資材、施工地域と性能・断熱・気密など使用素材によって費用は異なります。詳細な費用につきましては、お問い合わせください。
6畳・8畳で費用が変わる工事と変わりにくい工事
和室を洋室にする費用は、畳数に加えて、リフォーム後のお部屋の用途によって変わってきます。
まず、広さに応じて増える工事と、広さでは変わりにくい工事を分けて考えましょう。
| 区分 | 主な工事 | 8畳の場合の考え方 |
|---|---|---|
| 広さに応じて費用が増える工事 | 畳からフローリングへの張り替えと下地の調整、壁・天井のクロス、床暖房 | 床の面積は6畳の約1.3倍になり、材料と手間も面積に応じて増える |
| 広さでは費用が変わりにくい工事 | 襖からドアへの交換、押入れからクローゼットへの変更、窓の断熱改修、床の間の撤去や活用 | 出入口・収納・窓の数や大きさによって変わってくる |
6畳と8畳で費用の差が出やすいのは、床・壁・天井の仕上げ材と床暖房です。
一方で、出入口のドアや押入れの扉は、部屋が広くなっても数が同じなら費用は大きく変わりません。
用途による違いも見ておきましょう。
和室を寝室や子ども部屋など、毎日過ごす部屋にするなら、足元の冷えを抑える床の工事と、冷えやすい窓まわりの断熱改修を優先して検討しましょう。
あわせて、押入れをクローゼットに替える工事や、出入口をドアに替える工事を行うと、洋服や身の回りの物を片付けやすい部屋になります。
リビングとつなげて広く使う場合は、間仕切りを取り払う工事が加わります。
予算組みで見落としがちな「床暖房」と「窓の断熱改修」
国土交通省の資料では、床暖房の敷設と内窓の追加を、和室から洋室への改装とは別の工事として示しています。
古い和室を寝室にする場合は、床と窓の寒さ対策を同時に行うと、見積もりの金額が改装の目安を上回る場合もあるため注意が必要です。
資料の目安を足し合わせると、次のようになります。
| 工事 | 国土交通省資料の費用目安(2011年) | 今の水準に換算した費用目安 |
|---|---|---|
| 和室から洋室への改装 | 50万円〜200万円 | 約69万円〜277万円 |
| 床暖房の敷設 | 50万円〜150万円 | 約69万円〜208万円 |
| 内窓の追加 | 6万円〜12万円 | 約8万円〜17万円 |
| 合計(参考値) | 106万円〜362万円 | 約146万円〜502万円 |
試算の前提:資料に示された各工事の目安を、単純に足し合わせた参考値です。換算した目安の合計は、各工事を換算した値を足し合わせています。内窓は資料の「内窓の追加」1項目分で、窓の数による増減や、窓そのものを交換する工事は含みません。
〈出典〉国土交通省「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」第2回会議配付資料 資料5「リフォームの内容と価格について」(2011年5月30日) (国土交通省トップページ>政策・仕事>住宅・建築>住宅>中古住宅・リフォームトータルプラン検討会第2回会議配付資料>資料5)
佐倉市ユーカリが丘で1階の和室を主寝室にした施工事例は、床暖房の設置と窓まわりの断熱改修まで行い、費用目安は200万円〜300万円でした。
寒さ対策まで含めて換算した試算の範囲(約146万円〜502万円)に収まる価格帯です。
和室を洋室にした場合の費用を、お部屋の用途に合わせて知りたいと思われたら、お気軽にご相談ください。
和室と洋室の違い|箇所別の工事内容と費用

和室と洋室の違いは、床や壁の仕上げだけでなく、収納・出入口・窓のつくりにもあります。
洋室にする時は、和室ならではのつくりを1つひとつ洋室の仕様に替えていきます。
| 箇所 | 和室 | 洋室 | 主な工事 | 費用の目安(今の水準に換算) |
|---|---|---|---|---|
| 床 | 畳(厚さ50〜60mm) | フローリング(厚さ12mmが多い) | 畳の撤去、根太による高さ調整、フローリング張り | 畳→フローリング約21万円〜83万円、段差の解消約11万円〜28万円 |
| 壁 | 真壁(柱が見える)、砂壁・繊維壁など | 大壁(柱を隠す)、クロス | 下地の板を張って大壁にし、クロスで仕上げる | 壁クロスの貼り替え約8万円〜42万円 |
| 天井 | 目透かし天井(板張り)など | クロス仕上げ | 下地の板を張り、クロスで仕上げる | 個別の目安なし |
| 収納 | 押入れ(中段・天袋) | クローゼット | 中段を外し、ハンガーパイプと扉を付ける | 個別の目安なし |
| 出入口 | 襖・障子 | ドア・引き戸 | 枠ごと洋室用の建具に交換する | 個別の目安なし |
| 窓 | 障子 | カーテン・ブラインド | 内窓を設けて断熱性を高める | 内窓の追加約8万円〜17万円 |
| 床の間 | 床の間 | 収納・飾り棚・床の一部 | 床をそろえて広げる、または棚を付けて活用する | 個別の目安なし |
費用の目安は、国土交通省の資料(2011年)の金額を、建設工事費デフレーターの「住宅総合」で今の水準に換算した値です。
個別の目安がない箇所は、部屋の状態や選ぶ建具によって費用が変わってくるため、リフォーム会社に現地調査を依頼し、見積もりで金額を確かめましょう。
〈出典〉国土交通省「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」第2回会議配付資料 資料5「リフォームの内容と価格について」(2011年5月30日)
〈出典〉国土交通省「建設工事費デフレーター(2020年度基準)」年度次(2026年6月30日付け)
床|畳をフローリングに張り替える
畳をフローリングに張り替える工事の目安は、国土交通省の資料(2011年)で15万円〜60万円、今の水準に換算すると約21万円〜83万円です。
畳を撤去し、下地を整えてからフローリングを張る流れで進めます。
畳とフローリングでは厚みが違うため、床の高さをそろえる下地の工事が欠かせません。
国土交通省の資料(2011年)では、床のかさ上げによる段差の解消を8万円〜20万円としており、換算すると約11万円〜28万円です。
床材は、表面に木目の化粧材を張った複合フローリングが一般的です。
床暖房を入れる場合は、床暖房に対応したフローリングを選びましょう。
廊下や隣の部屋の床もあわせて張り替えると、部屋どうしの床の色や高さをそろえやすくなります。
〈関連コラム〉部分リフォームの費用相場|箇所別の目安と割高を避けるコツ【佐倉市】
壁・天井|真壁を大壁に、和室の天井をクロスに
和室の壁は、柱が見える真壁(しんかべ)のつくりが多く見られます。
真壁とは、柱を見せたまま、柱と柱の間に壁を仕上げるつくりのことです。
洋室では、柱を壁の中に隠す大壁(おおかべ)が一般的です。
真壁の和室を洋室らしくするには、柱の上から下地の板を張って大壁にし、クロスで仕上げます。
砂壁や繊維壁は、表面がポロポロと崩れやすく、下地を整えないままではクロスを張れない場合があります。
下地の板で覆うか、表面を整えてから仕上げるかは、壁の状態を見て決めましょう。
和室の天井は、板をすき間を空けて張った目透かし天井が多く見られます。
洋室にする時は、天井にも下地の板を張ってクロスで仕上げると、壁と天井の色や質感がそろいます。
壁クロスの貼り替えの目安は、国土交通省の資料(2011年)で6万円〜30万円、今の水準に換算すると約8万円〜42万円です。
収納・建具・床の間|押入れをクローゼットに、襖をドアに
押入れは、中段と天袋のある布団向けの収納です。
クローゼットにする時は、中段を取り外してハンガーパイプを付け、扉を開き戸や折れ戸に替えます。
北側や外壁に面した押入れは湿気がこもりやすく、クローゼットにする時にカビ対策をあわせて行うと安心です。
1階の和室を洋室にしたお客さまからも、押入れのカビをきっかけにしたリフォームについて、次のお声をいただいています。
1階和室の押入れと物入れのカビがひどかったので、カビ対策をしたクローゼット、畳からフローリング、扉の交換のリフォームをお願いしました。(中略)クローゼットを開ける度に、ニコニコしています(後略)
襖や障子の出入口は、枠ごと洋室用のドアや引き戸に替えます。
家具の出し入れや将来の車いすの利用を考えると、開け閉めで場所をとらない引き戸も選択肢の1つです。
床の間は、床の高さを部屋とそろえて広さに加える方法と、棚を付けて収納や飾り棚として使う方法があります。
部屋のどこに家具を置くかとあわせて決めましょう。
和室を洋室にする時の注意点|畳を外す時に床下と窓を確認

和室を洋室にする時の注意点は、畳の下の床と、障子の奥の窓の状態を確かめることです。
どちらも仕上げ材を替えるだけでは変わらない部分のため、工事の前に方針を決めておくと、住み始めてからの寒さや床のゆがみを抑えられます。
厚みの差を根太で調整する時に床の寒さ対策も行う
畳をフローリングに替える時は、床の高さをそろえる工事と寒さ対策を、同じタイミングで検討しましょう。
畳の厚みは50〜60mmですが、フローリングは12mmのものが多く、高さを調整せずに張ると敷居などとの間に段差ができます。
ハウジングボックスのブログでは、床の下地の上に根太(ねだ)を敷いて、高さを調整する方法を紹介しています。
根太とは、床板を下から支えるために並べる角材のことです。

畳とフローリングの厚みの差を根太で調整した床下地
〈関連ページ〉浸水した和室を洋室にリフォームする際の重要ポイント
フローリングは、畳に比べて足元の冷えを感じやすい床材です。
下地を整えるために床を開ける時は、床暖房を入れたり、床下の断熱を見直したりしやすいタイミングでもあります。
佐倉市ユーカリが丘の施工事例では、畳をフローリングに替える工事にあわせて床暖房を設置し、古い和室特有の底冷えに対応しました。
フローリングを張り終えてから床暖房を入れると、張ったばかりの床をはがし直すことになるため注意しましょう。
床下に断熱材を入れる工事も、床の寒さ対策の選択肢の1つです。
工法や費用は、床下の高さや既存の断熱材の状態によって変わってきます。
〈関連コラム〉断熱リフォームの種類別費用目安と補助金活用法・佐倉市の施工事例も紹介
障子を外した窓は内窓で冷えを抑える
和室を洋室にする時は、障子を外した後の窓の断熱改修もあわせて検討しましょう。
資源エネルギー庁は、冬の暖房時に室内から逃げる熱の約6割が、窓などの開口部からだとしています。
〈出典〉経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報」
内窓は、今ある窓の内側にもう1つ窓を取り付ける方法です。
窓と窓の間に空気の層ができ、室内の熱を外へ逃がしにくくなります。
当社では、内窓の取り付けを6.7万円〜(税込、2026年10月時点)でお受けしています。
※価格は2026年10月時点のもので、出張費・作業費を含んだ概算の目安です。窓のサイズや内窓の種類、取り付ける場所によって費用は変わるため、詳しくはお問い合わせください。
畳をフローリングにする工事とあわせて内窓を設けたお客さまからは、次のお声をいただきました。
(前略)和室床を畳からフローリングにし、障子戸から断熱と防音のため内窓を設置。(中略)非常に快適です。工事の間は、職人任せでなく朝晩社員が施工状況確認をしていました。
窓のサイズや開け方によって、取り付けられる内窓の種類は変わってきます。現地で採寸してから選ぶよう注意しましょう。
〈関連ページ〉リフォームメニュー|修繕・小工事(住まいのレスキュー)
下地のゆがみと浸水後の床は変化が収まってから張る
床の下地にゆがみがある時は、ゆがみを整えてからフローリングを張りましょう。
当社のブログでは、浸水した和室で床下地が水を含み、平らでなくなっている例を紹介しています。
ゆがみを残したままフローリングを張ると不陸が出て、床が傾いて感じられることがあります。
不陸(ふりく)とは、床などの面が平らでなく、凹凸がある状態のことです。
浸水被害を受けた住まいでは、床の盛り上がりや壁の膨らみ、カビなど、状況が日々変わることがあります。
変化が収まるまでは着工を待ち、下地の状態を確かめてから工事の範囲を決めます。
畳を撤去した後の荒板(あらいた)の凹凸は、浸水していない和室でも見られる症状です。
荒板とは、畳の下に張られている下地の板のことです。
下地の状態は、畳を外して初めて分かることもあります。
見積もりの段階で、下地を調整する場合の扱いを確認しておくよう注意しましょう。

畳を撤去した後に凹凸が見える和室の荒板
〈関連ページ〉浸水被害後の床復旧について
〈関連コラム〉床下浸水の乾燥方法|ベタ基礎の注意と水抜き・消毒を佐倉市の現場から
佐倉市の施工事例|和室を洋室にリフォーム

佐倉市で施工した、1階の和室を寝室にした2つのリフォーム事例をご紹介します。
どちらも築40年の戸建てで、工期は約1か月でした。
ご紹介する費用は、お引き渡し当時の価格です。同じ価格を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
お客さまの間取り、築年数、導入する設備や建築資材、施工地域と性能・断熱・気密など使用素材によって費用は異なります。詳細な費用につきましては、お問い合わせください。
LIXIL インプラス・サーモスⅡHと床暖房で1階の和室を主寝室に 費用目安 200万円〜300万円


佐倉市ユーカリが丘の築40年の戸建てで、1階の和室を洋室の主寝室にした事例です。
2階の洋室を寝室にしていたお客さまが、将来、階段の上り下りが負担になることを心配され、1階の和室を寝室にできないかとご相談をいただきました。
築40年のお住まいで、冬の寒さも大きなお悩みでした。
畳をフローリングに替えてベッドを置きやすい部屋にし、床暖房を設置しています。
窓まわりは、LIXILの内窓「インプラス」と断熱窓「サーモスⅡH」で断熱性を高め、古い和室特有の底冷え対策をしました。
インプラスは、今ある窓の内側に取り付ける内窓です。
サーモスⅡHは、アルミと樹脂を組み合わせた断熱窓(アルミ樹脂複合窓)です。
床材と室内ドア、クローク収納の引き戸には、大建工業の「イエリア」を使っています。
イエリアは、床・ドア・収納をそろえて選べるシリーズです。
色や柄が違うものを選んでも、同じシリーズでそろえることで部屋全体に統一感が出ます。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉内装リフォーム|和室から洋室へ間取り変更!断熱施工で寒さを解消した「1階の主寝室」
DAIKEN イエリアフロアーで和室を広げて寝室に、外壁塗装も同時に 費用目安 500万円〜1000万円



佐倉市上志津の築40年の戸建てで、和室を広げて寝室にし、外壁塗装も同時に行った事例です。
高齢のお母さまとの同居をきっかけに、和室を快適に過ごせる寝室にしたいとご相談をいただきました。
外壁の劣化も気になっていた時期だったため、室内の間取り変更と外壁のメンテナンスをまとめてお受けしています。
床材には大建工業の「イエリアフロアー」、クロスにはサンゲツの製品を使いました。
外壁は、エスケー化研の「プレミアムシリコン」で塗装しています。
費用目安の500万円〜1000万円は、外壁塗装を含めた工事全体の金額です。
お客さまとは20年以上のお付き合いがあり、住まいの大部分のリフォームをお任せいただいてきました。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉内外装リフォーム|和室を広げて快適な寝室へ!同居を機に始める内装&外壁丸ごとリフォーム
1階の和室を寝室にできるかどうか、床や窓の状態から知りたいと思われたら、現地調査でお住まいを拝見します。
費用を抑えるポイントと洋室にした和室の活用例

和室を洋室にするリフォームで費用を抑えるポイントは、同時に行う工事と、後から行ってもよい工事を分けることです。
同時に行うと割安な工事と後からでもよい工事
床を開ける工事は、1度にまとめましょう。
下地の調整や床暖房、床下の断熱改修をフローリングの張り替え後に行うと、張ったばかりの床をはがし直すことになります。
| 工事 | おすすめの時期 | 理由 |
|---|---|---|
| 下地の調整・床暖房・床下の断熱改修 | 畳を外して床を開ける時 | フローリングを張った後では、床をはがし直す必要がある |
| 壁と天井のクロス | 床と同じ時期 | 壁と天井の色や質感をそろえやすい |
| 窓の断熱改修(内窓) | 内装の工事と同じ時期 | 職人の手配や養生をまとめやすい |
| 家具・カーテン・照明器具の買い替え | 工事が終わってから | 部屋の使い方が決まってから選べる |
養生(ようじょう)とは、工事中に床や壁を傷つけないよう、シートなどで保護することです。
押入れをクローゼットにしたお客さまからは、壁と床がきれいになると天井が気になり、続けて天井の見積もりを依頼したというお声もいただいています。
予算に合わせて工事を分ける場合も、天井まで含めた見積もりを1度とっておくと、全体の費用を見通しやすくなります。
畳の上に敷く床材で洋室に見せる方法が向く場合
短い期間だけ洋室として使いたい場合は、畳の上に敷くタイプの床材で洋室に見せる方法も選択肢の1つです。
工事をせずに敷くだけなので、費用を抑えられます。
ただし、畳は残ったままになるため、段差や床の冷えは変わりません。
畳と床材の間に湿気がこもると、カビやダニが発生する場合もあります。
客間をしばらく別の用途に使うなら敷く方法、寝室や子ども部屋として長く使うならリフォーム、と使う期間で分けて考えましょう。
寝室・子ども部屋・LDKの一部として使う
1階の和室を寝室にすると、階段を上り下りせずに1日の生活を1階で完結しやすくなります。
ベッドの位置に合わせて、コンセントや照明のスイッチの位置も見直しておくと安心です。
子ども部屋にするなら、押入れをクローゼットに替えると、ハンガーにかける服と学用品を分けて片付けやすくなります。
成長に合わせて家具の配置を変えやすい点も、フローリングの部屋のメリットです。
リビングの隣の和室は、間仕切りを取り払ってLDKの一部にするリフォーム方法もあります。
国土交通省の資料(2011年)では、2室を1室にまとめる工事の目安を50万円〜80万円としており、今の水準に換算すると約69万円〜111万円です。
〈出典〉国土交通省「中古住宅・リフォームトータルプラン検討会」第2回会議配付資料 資料5「リフォームの内容と価格について」(2011年5月30日)
〈出典〉国土交通省「建設工事費デフレーター(2020年度基準)」年度次(2026年6月30日付け)
リビングと和室の床の高さがそろうと、つまずきにくく、部屋全体を広く使えます。
〈関連コラム〉LDKリフォームの費用は工事範囲で決まる|予算別の目安と佐倉市の事例
和室を洋室にするリフォームで使える補助金

和室を洋室にするリフォームの補助金は、断熱改修・介護保険・佐倉市の制度の3つから探すのがおすすめです。
窓や床の断熱改修を同時に行う場合は、国の省エネ住宅に関する補助事業の対象になる場合があります。
補助事業は年度ごとに名称や対象の工事、受付期間が変わるため、必ず工事に着工する前に最新の内容を確かめましょう。
〈参考〉国土交通省・経済産業省・環境省 住宅省エネ2026キャンペーン
要介護・要支援の認定を受けている方が暮らす住まいでは、段差の解消や、滑りにくい床材への変更、引き戸への扉の取り替えなどが、介護保険の住宅改修の対象になる場合があります。
ケアマネジャーへの相談と、工事前の申請が必要です。
〈関連コラム〉介護保険のリフォーム補助金はいくら使えるか|対象工事・申請方法・佐倉市での注意点を解説
佐倉市でも、住まいのリフォームを対象にした補助制度があります。
対象となる工事や条件は制度ごとに変わってくるため、工事の内容が決まった段階で確かめておきましょう。
〈関連コラム〉【佐倉市のリフォーム補助金】活用できる補助金の種類や申請手順を解説
よくある質問

佐倉市で17,000件以上のリフォームを手がけてきたハウジングボックスが、和室を洋室にするリフォームに関するよくある質問にお答えします。
浸水した和室を洋室にできますか
できます。床下を十分に乾かし、床の盛り上がりなどの変化が収まってから工事に入りましょう。
畳を撤去した後の下地にゆがみがあれば、根太で高さを調整しながら平らに整えてから、フローリングを張ります。
〈関連コラム〉床下浸水の乾燥方法|ベタ基礎の注意と水抜き・消毒を佐倉市の現場から
工期はどれくらいですか。住みながら工事できますか
今回のコラムでご紹介した、佐倉市の2つの施工事例は、いずれも工期が約1か月でした。
床だけを張り替える場合など、工事の範囲が狭いほど日数は短くなります。
住みながらの工事も可能です。
工事の範囲を区分けし、生活スペースを確保しながら進めます。
重い家具の移動はスタッフがお手伝いします。
〈関連ページ〉リフォームメニュー|LDKリフォーム
マンションの和室も洋室にできますか
可能です。ただし、マンションでは管理規約で、床材の遮音性能が定められている場合があります。
工事の前に管理規約を確かめ、管理組合への届け出が必要かどうかも確認しましょう。
床の間や仏間はどうすればよいですか
床の間は、残して飾り棚や収納にする方法と、床の高さをそろえて部屋の広さに加える方法があります。
仏壇を置いている場合は、工事中の置き場所と、洋室にした後の置き場所を、工事の前に決めておきましょう。
佐倉市で和室のリフォームをお考えの皆様へ
和室を洋室にするリフォームは、畳数に加えて、リフォーム後のお部屋の用途によって費用が変わってくる工事です。
国土交通省の資料(2011年)の目安を今の工事費の水準に換算すると、和室から洋室への改装は約69万円〜277万円です。
寝室として冬も快適に使うなら、床暖房の設置や窓の断熱改修を同時に行うかどうかで、費用は大きく変わってきます。
畳を外して床を開ける時は、床の高さをそろえる工事とあわせて、寒さ対策をまとめて行いやすいタイミングです。
床の下地や窓の状態は、畳や障子を外して初めて分かることもあります。

ハウジングボックスでは、現地調査で畳の下の床や窓まわりの状態を確かめた上で、工事の範囲と費用をご提案しています。
工事が終わった後も、LDKリフォームに含まれる床・壁・建具や窓は、『ずっと安心PLUS』による点検や不具合時の調整の対象です。
〈関連ページ〉保証・アフターフォロー『ずっと安心PLUS』
使っていない和室を、毎日使える部屋にしたいと思われたら、お気軽にお問い合わせください。


