目次

エクステリアと外構の違い

エクステリアとは庭や玄関周りなど、住宅の敷地内の全ての空間を指す言葉です。
その空間内に配置される構造物や床や地面の仕上げをまとめて外構と呼びます。
外構は玄関周りの雰囲気や住宅全体の印象に影響を与えるため、新築時には住宅の外壁や屋根の色、外観デザインなどとの調和を考えて外構工事の計画が進められます。
ただ、長年暮らすうちにはお子さまを含めご家族の年齢や生活スタイル、ご自宅の敷地周辺の環境の変化が生まれ、暮らしに併せて庭や玄関周りを変えたいと思われるケースは少なくありません。
さらに経年によってフェンスなどの外構構造物が劣化し、エクステリアの雰囲気を損なうこともあります。
また、戸建て住宅を新築する際には、高額な費用がかかりますので、「予算内に収めるため、エクステリアにかける予算は必要最小限にしたが、家計に余裕が出てきたので玄関周りや庭に手を入れたい」と思われるご家族もいらっしゃいます。
そのような時に、現在のライフスタイルに合う庭にしたり、周辺の環境にそぐわなくなった部分や劣化した部分を修復して、暮らしを快適にする庭やお客様をお迎えしやすい玄関周りにするリフォームが外構工事です。
外構リフォームのタイミング

エクステリアの構造物は常に紫外線や雨風に晒されているので、地域の気候や日照条件によって劣化の進み方は変わりますが、経年劣化は避けられません。
経年劣化による見栄えの悪さや不具合が気になり始めた時が、外構リフォームを検討するタイミングの一つです。
ただ、経年劣化以外にも暮らしをより快適にできる外構リフォームのタイミングがありますので見ていきましょう。
雑草やぬかるみが気になる時
夏になると雑草が生えてきて手入れが大変なお庭や、雨の日にぬかるみができる玄関アプローチは、外構リフォームで改善できます。
土間コンクリート打設
土間コンクリート打設は効果の高い雑草やぬかるみ対策です。
コンクリートは透水しないため水勾配の確保が必須ですが、高低差や傾斜がほとんどない土地であれば採用できます。
傾斜の度合いについては施工を依頼する際の現地調査で詳しい説明を受けることが大切です。
土間コンクリートには通常ひび割れ防止の伸縮目地が設けられ、外周部や設備まわりにも取り合いの隙間が生じますが、それ以外の部分には隙間ができません。
外周部や設備まわりにも取り合いの隙間などには、砂利を撒く、グランドカバーの植物を植えるなどの方法で隙間を埋める必要がありますが、コンクリートの部分は雑草やぬかるみをしっかり防止できます。
自然石やタイル、レンガ、枕木など、庭や玄関周り、住宅の外観に調和する素材を選び、コンクリートの上に張りつけると、エクステリアの雰囲気が向上します。
土壌改良
地面が土のままの部分にぬかるみができる場合には、ぬかるみができる部分にパーライトや軽石など透水性の高い素材を混ぜ合わせると水はけがよくなります。
砂利、防草シート
専門の業者が使う防草シートは、高密度・高耐久不織布タイプであることが多いです。
そのようなタイプの防草シートの上に砂利がまかれると20年以上雑草を防止できますが、ホームセンターなどで購入できる安価な防草シートを使うと7~10年程度で交換時期を迎えます。
DIYでの防草シートの交換は、雑草を取り除いてから砂利を撤去、防草シートを交換、または上に貼り直し、砂利をまくという作業の流れで、砂利が土と混ざって汚れている場合には、洗わなくてはならず非常に手間がかかり大変です。
周辺環境の変化でプライバシーが確保しにくくなった時
「以前はお向かいにも隣地にも家がなく、外部からの視線が気にならない環境だったが、周辺に住宅が増え、リビングや玄関のプライバシーが保ちにくくなってきた」というような場合には、外構リフォームでプライバシー確保対策ができます。
アウタールーフ

YKK AP 外構製品 アウタールーフ
アウタールーフは屋根と正面デザインパネルの組み合わせで構成されていて、リビングのプライバシー確保に役立ちます。
リビングの掃き出し窓に面しているテラスがある場合には、テラスをリビングの延長のように使えることも魅力です。
リビングの延長のように使いたい場合は、上記の画像のようにウッドデッキやタイルデッキと組み合わせることもできます。
目隠しフェンスや植栽
リビングが通りに面している状況であれば、目隠しフェンスと植栽の組み合わせが最適です。
採光や採風のために、粗目の格子を選んだ場合でも、背の高い樹木と組み合わせると、目隠し効果が得られます。
目隠しフェンスには、幅の選択肢が豊富な縦格子、横格子があり、色も木目調カラーからアルミ色まで豊富です。
リビングに面しているお庭の雰囲気と、外壁や屋根に調和するタイプが選べ部ことで、おしゃれなエクステリアを演出できます。
さらにフェンスに植栽が組み合わされていると、よりフェンス周りの雰囲気が向上します。
植栽に使う樹木は落葉樹を選ぶと、冬には葉が落ちるのでプライバシーは確保しにくくなりますが、陽射しの暖かさは損なわれません。
採光とプライバシー確保は両立が難しい問題なので、リビングが向いている方角や面している環境などを併せて、どちらが良いか考える必要があります。
例えば、夏の陽射しが強く当たる場合には常緑樹、冷え込まないよう少しでも冬の陽射しを採り込みたい場合は落葉樹にして、陽射しを採り込みつつ視線を抑える効果のある窓ガラスにするなどの方法です。
テラス屋根

YKK AP 木調テラス屋根・木調バルコニー屋根 サザンテラスフレームタイプ
テラス屋根と前面パネルを組み合わせると、夏はプライバシー確保と同時に陽射しを遮ることにも役立ちます。
また、テラス屋根には雨の日にも洗濯物を干せる良さがあります。
生活の変化が生まれた時
ご家族の年齢やお子さまの成長に併せて、暮らしやすいエクステリアにする工事も外構リフォームです。
バリアフリーな玄関周りにしたい時
お子さまが誕生しベビーカーを使うようになった時や、ご夫婦が高齢になり段差が辛くなったり車いすを使うようになった時に備え、バリアフリーな玄関周りにするためには、玄関アプローチの段差をなくすことが役立ちます。
ゆるやかなスロープにすれば、ベビーカーや車いすでの通行がしやすくなることに加え、つまづき防止にもなるからです。
この時、同時に玄関ドアを交換して通行の幅を広げれば、玄関もバリアフリーにできます。
玄関ドアが親子ドアや袖付きドアであれば、子扉や袖の幅を狭くし、親扉を広く調整したドアに交換すると、通行の幅を広げられるからです。
また、扉タイプの玄関ドアから玄関引き戸に交換することもできます。
玄関引き戸は扉と違って、押さえていなくても開いた状態を維持できるので、ベビーカーや車いすでの通行がしやすいです。
【佐倉市でのバリアフリーな玄関周りへの施工事例】
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| Before | After |
お母様のご年齢を考慮し、足元や歩行に関する不安を解消するためにリフォームをされた事例をご紹介します。
階段の他に、敷石が置かれており、つまずきやすい状況でしたが、フラットな玄関アプローチにし、手すりを設けました。
| お客様の声 綺麗になって大変嬉しく思っております。 まだ使い慣れておりませんが、これから使っていくのがとても楽しみです。 |
施工データ
| 建物種別 | 戸建て |
| 築年数 | 築35年 |
| リフォーム部位 | 外構・エクステリア |
| リフォーム商品 | ・ 手すり Panasonic グリップライン
・ 玄関アプローチ 四国化成 リンクストーン |
| 工期 | 約2ヵ月 |
| 費用目安 | 50万円〜100万円 |
| 施工年月 | 2026年3月 |
※こちらはお引き渡し当時の価格です。
リフォーム前の玄関周りの状況や工事の方法、使用した床の仕上げ材など様々な要因によって同じような規模のリフォームをしたとしても、費用は変わってきます。
詳しくはハウジングボックスまでお気軽にお問い合わせください。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉外構エクステリア工事|歩行の不安を解消!ご家族みんなが安心して歩けるバリアフリー外構 佐倉市 宮ノ台 A様邸
駐車スペースを増設したい時
お子さまの誕生や生活の変化で必要な車の数が増えた時、敷地に余裕があれば、カーポートの増設や土間コンクリート打設で駐車スペースを増やせます。
【佐倉市での駐車スペース拡張工事の施工事例】
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| Before | After |
お子さまの職場異動に伴い、お車での通勤が決まったことから、ご自宅の駐車スペースの拡張が必要になった施工事例をご紹介します。
車一台分しか駐車スペースがなかったので、月極駐車場も検討されたそうですが、敷地内に駐車する方が防犯面で安心だとお考えになり、ご自宅の駐車スペースの拡張を決められました。
施工データ
| 建物種別 | 戸建て |
| 築年数 | 築32年 |
| リフォーム部位 | 外構・エクステリア |
| リフォーム商品 | LIXIL 機能門柱 アクシィ |
| 工期 | 7日 |
| 費用目安 | 200万円〜300万円 |
| 施工年月 | 2026年4月 |
※こちらはお引き渡し当時の価格です。
リフォーム前の玄関周りの状況や工事の方法、使用した床の仕上げ材など様々な要因によって同じような規模のリフォームをしたとしても、費用は変わってきます。
詳しくはハウジングボックスまでお気軽にお問い合わせください。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。
〈関連ページ〉外構エクステリア工事|駐車スペースを広げて2台駐車を実現!防犯面も配慮した機能的な外構リフォーム
この他にも佐野市での様々な施工事例がございますので、リフォームの際には参考になさってください。
〈関連ページ〉佐野市のリフォーム施工事例
外構リフォームの費用を抑える3つのポイント

外構リフォームの費用を抑えるおもな3つのポイントには、施工範囲を拡げ過ぎないこと、施工場所に合わせて外構工事の方法を選ぶこと、構造物や床の素材を目的に併せて予算内で選ぶことが挙げられます。
外構リフォームは施工範囲が拡がるほど費用がかさみ、同じ目的のためのリフォームであっても外構工事の方法と建材の選び方で費用は変わるからです。
施工範囲
施工範囲は拡がるほど、建材や素材の量と工事にかかる時間が増えることから、費用もかさんでいきます。
プライバシー確保のためにフェンスと植栽を設置する外構工事を例にとって、費用の抑え方をみていきましょう。
フェンスでプライバシー確保を目的に、目隠し効果に必要な高さがあり、室内の雰囲気を妨げない質感の素材を選んだ場合、同じフェンスを敷地の外周全てに設置すると、施工範囲が拡がって費用がかさみます。
そのため、高さがあり質感のよい素材のフェンスは、目隠しに必要な部分だけに範囲をとどめ、それ以外の部分に関しては、今まで使っていたフェンスを使い続けると費用を抑えられます。
また、今まで使っていたフェンスが劣化していて、交換したい場合でも、目隠しが必要ない部分は、低いフェンスにする、通りや室内から見えない部分は費用を抑えられる素材のフェンスにするなどの検討が必要です。
外構工事の方法
雑草やぬかるみを防止するためには地面の仕上げが必要ですが、外構工事の方法によって費用が変わります。
予算内で目的を達成するためには、エクステリアの中でもリビングの前や玄関周りなど、常に視界に入り、外観に影響するエリアと、勝手口周りや裏庭など、住宅の雰囲気にはそれほど影響のないエリアを分けて考えることが大切です。
影響がないスペースには予算を抑えられる外構工事の方法を選ぶことが費用を抑えることにつながります。
玄関周りやリビングに面したスペースには予算をかける
玄関周りは通りからの住宅のイメージに影響を与えます。
リビングに面した庭のスペースは、住宅の中から常に視界に入るので、室内の彩りを演出するからです。
土間コンクリートにタイルを張る仕上げは、実用的な雑草やぬかるみ防止だけではなく、エクステリアと室内の雰囲気の向上という効果も得られます。
通りから見えにくく、室内の窓からも目に入らないスペースは予算を抑える
勝手口周りなど、通りから見えにくく、室内の窓からも目に入らないスペースの雑草対策で、予算を抑えられる方法は防草シートと砂利の組み合わせです。
さらに予算を抑えたい場合には、水はけのよい場所であれば、DIYで固まる土を使うという方法がありますが、こちらはDIYですると2~3年で経年劣化が始まりボロボロになる恐れがあります。
防草シートも固まる土も、プロに依頼すると費用はかさみますが、プロは市販品より高性能な材料を使うことに加え、下地の整地・重ね幅・固定ピンの本数といった施工品質が高いので、DIYより長期間効果が続き、劣化が遅く、プロに依頼したとしても土間コンクリートより費用を抑えられることが多いです。
特にDIYでする場合には、防草シートや固まる土の予算を抑えすぎると、数年で劣化してしまうので、業者に依頼するのかDIYでするのか、DIYでするなら業者の防草シートや固まる土ほどではないが、交換年数を長くできる製品を選ぶのかなど、何年程度で再度費用がかかるのかを見越して検討することが大切です。
土間コンクリートの厚みは用途に併せて選ぶ
外構工事で土間コンクリートを打設する際、厚みが増すほど費用がかさみますので、用途に併せて適切な厚みにすることが費用を抑えることにつながります。
| 場所 | 用途 | コンクリートの厚み |
| 駐車スペース ① | 普通乗用車を駐車 | 100mm |
| 駐車スペース ② | 大型のSUVやフルサイズの輸入車を駐車 | 120mm〜150mm |
| 玄関アプローチ | 人が歩く | 50mm〜80mm |
| 犬走り | 外壁への泥はねや雨水の浸透を抑える | 50mm〜80mm |
構造物や床の素材
エクステリアに設置する構造物、フェンスや床の素材などは選び方で、庭や玄関周りの雰囲気や室内からの見え方にも、費用にも影響します。
雰囲気や好みを重視して構造物や素材選びをすると、費用はどんどんかさんでいくので、施工を依頼する業者に相談しながら、予算内に収まる構造物や素材を選ぶことが大切です。
アウタールーフやテラス屋根
目隠し以外にリビングの延長としても使いたい場合や、テラスを有効活用したい場合には、アウタールーフやテラス屋根が役立ちますが、グレードの違いなど製品の選び方で費用への影響が大きいです。
プライバシー確保だけが目的であれば、フェンスと植栽だけにとどめ、お子さまの遊び場にしたい、雨の日でも洗濯物を干したい、テラスで夏の夕涼みを楽しみたいなどの目的もある場合には、目的に合う製品の中から予算内に収まるタイプを選ぶ必要があります。
植栽に使う樹木の選び方
フェンスと組み合わせる樹木選びも費用を抑えることにつながります。
樹木の種類の選び方にもよりますが、目隠しに役立つような高さの樹木は一般的に高額であることが多いです。
一方、植えてから数年は目隠しには役立ちませんが、高さ0.5m〜1mの若い苗木であれば、手頃な価格で購入できます。
樹木の選び方に関しては費用を抑えたいから数年は目隠しはフェンスだけでがまんするという考え方と、予算オーバーしてもすぐに目隠し効果を得たいという考え方もありますので、予算とプライバシー確保への緊急性を併せて考えることが大切です。
また、樹木は種類によって成長の度合いが変わりますので、植栽を依頼する業者に予算を抑えて早く成長する樹木へのアドバイスを受けることも、樹木の選び方に役立ちます。
フェンスと組み合わせる場合は、初めから高さのある樹木ではなく、若い苗木を選ぶと費用を抑えられます。
エクステリアの外構リフォームを検討されている皆様へ

暮らしのタイミングに併せてする外構リフォームは、玄関周りや庭の美観と使い勝手を向上させます。
そして外構リフォームには、上記でご紹介した以外にも様々あり、外構工事の組み合わせ方や工事の方法、建材や素材の選び方で仕上がりも費用も変わります。
エクステリアでお困りのことがありましたら、状況に合わせ、外構工事の組み合わせ方や工事の方法などのご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者村上 仁/株式会社ハウジングボックス 代表取締役

千葉県佐倉市専門のリフォーム会社として、私たちは「リフォームを売る会社」ではなく「その先の安心を届け続ける会社」でありたいと考えています。
二級建築士・外装劣化診断士・雨漏り診断士などの有資格スタッフと、地元一番を目指す職人が連携し、工事後の暮らしまで責任を持つ“ずっと安心”のリフォームをお届けします。
当コラムは、こうした現場経験と専門知識をもとに監修・発信しています。







