2015.10.22 Thu

現場まわり-茨城県行方市 セルロースファイバー

今日は、茨城県行方市にて建築中の新築住宅の現場を紹介します。
すでに床の無垢フローリングが貼り終わっていますが、その前段階の床下のセルロースファイバーをご覧ください。

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▲1階床下の断熱材は『セルロースファイバー』です。

当社では“標準仕様”として『セルロースファイバー』を使っています。
写真で見えているのは『セルロースファイバー』というよりシートですね・・・このシートの中にセルロースファイバーがギュウギュウに詰め込まれています。
この上から、当社では厚み30mmの杉の無垢フローリングを張っています。
だから、真冬でも床はヒヤッと冷たくなく、真夏でもサラッとしてべたついたりしません!

「セルロースファイバー」を詳しく知りたい方は、下記の当社サイトをご覧ください。
『セルロースファイバー』の詳しい内容はこちら

私とセルロースファイバーの出会いは、かれこれ10年近く前になります。
出会った頃の印象は、暖かいだろうが値段が高く、工事が面倒になる・・・でした。

あれから現場で頭を捻りながらセルロースファイバーを使い続けてきました。
いまでは、新築住宅では、全棟の断熱材がセルロースファイバーです。

以前は、セルロースファイバーを吹き込む機械を買って自社職人で吹き込んでコストダウンしたり、シートだけ別の職人に張らせたりと色々試しました。
最近では自社以外のセルロースファイバー専門職人にも施工させて、技術的には格段と高くなりました。
セルロースファイバーの断熱性能はもちろん、施工技術もどこの工務店にも負けないという自負があります。

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▲屋根のセルロースファイバーはこのシートの中に吹きこまれます。

当社では、セルロースファイバーを1階床下と外壁面と屋根面に吹き込みます。
要するに、セルロースファイバーで住宅全体を覆っているのです。
屋根面の吹き込み方は様々ありますが、当社では写真のように、まずシートを張って、その中にセルロースファイバーを吹き込む方法になっています。
以前は2階の天井に積もらせるようにセルロースファイバーを吹いていましたが、最近ではこの方法に変えています。

『セルロースファイバー』と一言でいっても様々です。
セルロースファイバーの原料である新聞紙をアメリカから輸入していたり、日本の新聞紙を使っていたりをはじめ、セルロースファイバーの製造メーカーそれぞれの特徴があります。
日本にもすでに複数社あります。そして、施工方法においても様々あります。
ですから、セルロースファイバーを使っているから暖かいとか安心ではありません。
セルロースファイバーを吹き込むとき、接着剤を混ぜ込んで“吹き付けて”断熱材にする工法もあります。

そして、来月11月15日(日)に実際にセルロースファイバーを使った住宅の中に入って体感できるバスツアーを開催します。
セルロースファイバーをはじめ、珪藻土や漆喰、無垢フローリング、千葉県産の杉・桧などに興味をお持ちの方ぜひご参加ください!
『住まい見学バスツアー』の詳しい内容はこちら

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