2015.05.14 Thu

現場まわり-佐倉市 大工・屋根工事

『自然に住もう』代表の村上です。

今日は佐倉市で建築中の新築住宅の現場を紹介します。
見どころがいくつかあるので、今日から2.3回に分けて紹介します。

まず今日は、外まわりです!
大工は、軒天といって屋根の軒先に杉の羽目板を張っています。

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▲きっちりと部分ごとに、しっかりと仕上がっています。

やはり、こちらの住宅のように、外まわりに無垢の木を使うと経年劣化が気になります。
屋根の裏側なので、直接的に紫外線や雨にはあたりません。
台風とか風が強いと雨が巻き込んできて軒天に直接雨があたることはあります。

そうこうして、経年劣化なのか変化をしていきます。
自然現象として飴色になったり、黒ずんできたり、杉は姿を変えていきます。
私的には、例えとして革製品のように使い込んでいけば行くほど飴色に変化して味が出てくることに近いと思っています。
私のように考えられれば、杉の姿が変わっていく様子を経年劣化ではなく経年変化と思えるでしょう。

見た目が古く劣っていくのではなく、自然現象により深く味わいが出てくる。
経年変化という言葉の意味は「アンティークになっていく」と同じだと思っています。

住宅の室内外問わず、無垢の木を使うことは、経年変化による味わいも生活の醍醐味の1つになっていきます。

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▲屋根材はガルバリウム鋼板を使っています。

いわゆる「金属屋根」です。
数年前までは、陶器瓦を葺くことが多かったですが、最近では金属屋根が多くなってきました。
陶器瓦よりもコスト的に安く、メンテナンス性も比較的良いからです。

この金属屋根も様々あります。
こうやって写真で見ると、見た目ではほとんど変わらないのに、塗膜がどのように加工処理されているか、屋根材の裏側に断熱材があるか?など、様々な金属屋根があります。
この様々な部分が、住宅の機能に影響を及ぼしますことがありますし、建築費用としても割安か割高になるか・・・などあります。

ですから、「当社では金属屋根を使っています」と言われて、了解するのではなく、「どんな金属屋根ですか?」と質問して、特徴を知ることができるのが理想的ではあります。
まぁ、なかなかお客様にとっては難題ですね・・・やっぱりお客様もある程度は勉強することも必要です。
もしくは、信頼できる工務店なり営業マンに出会えれば話しは別ですが。

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