2013.04.01 Mon

『“ちば山”体験バスツアー』終了レポート【H25.4.1】

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“モデルハウス”完成お披露目会
4月6日(土),7日(日)、13日(土),14日(日)の4日間です。
7日は『ぷちナチュラの市』を同時開催します。
⇒ https://www.shizen-life.jp/modelhouse/index.html
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『自然に住もう』代表の村上です。

昨日は、『“ちば山”体験バスツアー』でした。
この『“ちば山”体験バスツアー』は、私たちが使っている杉と桧が育てられている山にご案内して、トレサビリティの確認と森に癒されるツアーです。


▲成田から2時間かけて鴨川市の県有林に到着。

昨日の山はとにかく寒かったです。
癒されるどころか、マイナスイオンを浴びすぎて風邪をひくところでした。。。
空気が澄み過ぎていて、喉が痛くなりました・・
昨日は雨が降ったので、足場のよい山に変更しました。


▲熱心に林業家 木下氏の話しを聞く参加者

私は行きのバスの中で木材について、いろいろ話しましたが、やはり木下氏の話しはすごい!!
長年の経験と一生涯を千葉の木に捧げてきた人が語る内容は深みがありました。
さらにさらに、千葉の木を使う新築住宅やリフォームを広めていこうと決意が固くなりました。


▲これは杉です。


▲こちらが桧です。

杉と桧の見分け方は、葉が一番分かりやすいです。
杉は葉がトゲトゲしていて、桧には丸みがあります。
千葉県に桧が植林されていることに驚かれる方がいますが、杉と比べて圧倒的に少ないのが現実です。
それに千葉県での桧の歴史はまだ100年しかありませんし、関東ローム層は桧には合わないのです。
ですから、こちらの県有林で育てられている桧はとても希少で価値があります。


▲続いて、木下氏の製材所へ移動しました。

そして、『“ちば山”体験バスツアー』のメインイベントの“樹齢100年の千葉杉”の製材が始まりました!
毎回、思うことですがこれはかなりの迫力です。
急に木下氏が厳しい表情に変わります!


▲製材が終わり、再び林業家 木下氏が語る。

この日、製材した杉はかなりの上物でした。
参加者の皆さんは、普段見る機会のない製材の様子を目の当たりにしながら、真剣に木下氏の話しを聞いていました。


▲杉丸太の芯の色が濃いのは南房総産だけの特徴です。

杉は日本全国にありますが、丸太の芯の色が濃いのはどういうわけか南房総産の杉だけです。
この色が濃い部分には、天然精油のヒノキチオールがふんだんに含まれていて、湿気に強くシロアリにも強い秘訣なのです!
この杉を天然乾燥させて、天然精油をたっぷり残しているので私たちの建てる住宅は長く住めるのです。

最近は、国産材ブームで国や県の助成も含めて後押しがあります。
でも、現実には樹齢50年にも満たない杉が使われていたり、高温機械乾燥された木材ばかりが流通しています。
これは、後々大きな問題になります。
もっと住宅に携わっているプロ自身が国産材について学ぶべきでしょう。

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