2015.06.02 Tue

壁内の結露が起きてしまうと・・・・

『自然に住もう』代表の村上です。

それでは、昨日の予告どおりのブログを始めます。
昨日は、こういった内容を書きました。

湿気によって、長期間ずっと壁内に結露が溜まりつづけ、柱と土台だけではなく断熱材すら腐食してしまったのです。
それが、だんだん寒くなってしまった原因です。

柱や土台などの木材は、乾燥方法は様々あり良し悪しはありますが、しっかりと乾燥されて住宅に使われます。
一度乾燥した木材が、結露により濡れ続けてしまうと、木材腐朽菌を自ら繁殖させてしまい、写真のように腐ってしまうのです。

正確には、昨日のブログをご覧ください。
『昨日のブログ』はこちら

さて、このリフォームでの経験をどのように新築住宅に活かしているか・・・ですが。

要するに、壁内に結露が溜まりつづけないようにしています。
壁内で結露が起こるという前提は、万が一と考えていますが、もし壁内結露が起きたとしても、外壁側に透湿性の高い耐力面材を張っています。
その耐力面材はモイスですが、耐力面材では唯一の化学系接着剤を使っていないことと、合板ではなく原料の天然鉱物バーミキュライトを圧着させて面材になっています。
ですから、合板にはない高い透湿性能があること、モイス自体にも調湿性能があるため、結露が万が一発生してもモイスが湿気を吸って、それを外壁側に透します。
もちろん、モイスのさらに外側には通気層がありますから問題ありません。

本当はこの部分は絵で説明したい!!

それに、床下の土台には桧を使い、柱は杉です。
どちらも天然乾燥させて、天然精油のヒノキチオールがたくさん含まれたままです。
できるだけ油分の強い木材を使うことで湿気に対する耐性を高めるという目的があります。

このヒノキチオールは、シロアリ駆除剤にも含まれています。
もともと、木材に含まれていたヒノキチオールを、機械乾燥でヒノキチオールがほとんど乾燥してしまった木材に塗って、シロアリに食べられないようにするという・・・・これでいいのか!!と思います。

機械乾燥させた木材は、ビスケット現象を起こすので、湿気の耐性が極端に弱くなります。

伝わった方、伝わらなかった方がいると思います。
どちらにしても、興味をお持ちいただいた方は『自然素材の“選び方・見極め方”勉強会』にご参加ください。
この勉強会では、今日のような話しを図や写真・絵を使って分かりやすく具体的にお伝えしていますので!
『自然素材の“選び方・見極め方”勉強会』詳しい内容はこちら

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